事例企業について、真剣に考えてはいけない

どもども、山本です。

今日はちょっと、ひねくれたテーマで2次試験対策についてお話しします。
くれぐれも間違った解釈がされないよう注意していきたいと思います。

「事例企業について、真剣に考えてはいけない」

はい、いきなり「何言ってるんだ?」と思われるでしょう。
「中小企業診断士になるための試験なんだから、企業様のことを考えることは当然だろう」と思われます。

そして、その通りです。
中小企業診断士たるもの、クライアントである企業様やその経営者様、ひいてはそこにいる従業員に至るまで、
多くの方の状況と今後について考えることは至極命題です。

ただし、こと中小企業診断士2次試験において、かつ「すでにコンサルや診断士としてベテランの域に達している方」においては、
このことは除外して頂いたほうが良いと思ってます。

理由として、2次試験の与件と設問は、それらが用意された時点で、作問者である中小企業診断士または大学院教授のかたが、
真剣に考えて用意した「アウトプット」であるからです。

2次試験に合格するレベルは、すでに考えつくされたアウトプットをつなぎあわせて、「作問者があえて空けておいたピースを埋めて形を整えるだけ
と考えてよいと思っています。

このことについては、実務補習に従事したり、企業の経営企画部門で従事されている方にはよく理解されていることですが、
企業様への診断業務おいて最も重要なことは、企業様の状況や課題を「分析・整理」することであり、
その課題が整理されていればお仕事はほとんど完成に近いものとなっています。
(もちろん、実際に改善活動を行っていくためにもまた苦労はありますが、ここでそれは割愛)

その分析・整理においては、企業様や経営者様・従業員の方への膨大な調査・インタビューが必要なのですが、
この情報量は膨大かつ正誤も入り混じったものであるため、その処理はとても大変なことです。
そして、2次試験においては、この処理については割愛されており、すでにその結果となっているのが、
与件文と設問となっています。

ですので、受験生が行うべきは、「この事例企業様にはどんな問題点や背景があるんだろう」と用意された与件文・設問をもとに想像力を働かせて枠から超えようとするものではなく、
この用意された与件文と設問から、どんな問題点と課題に整理すればよいか」というものでよいと思います。

受験生の皆さんが真剣に企業様のことを考え始めるべきは、実務補習からあとの、
本当の診断士活動の場においてであり、診断士になるための試験においては
あくまで「診断士になるための準備段階」という姿勢を維持して臨んでください。
きちんとした階段を踏むことが大切です。

ではでは。

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