事例4の経営指標分析では、与件文と設問とのつながりが大事

こんばんわ、山本尚幸です。

2次試験まで残り33日となり、本格化してまいりました。
さて、今回は事例4に特化した、得点テクニックについて。

「事例4の経営指標分析では、与件文と設問とのつながりが大事」

事例4のおよそ4割の得点を占める、経営指標分析問題。
ここでまず重要なのは、

①選択するものは、「効率性」、「収益性」、「安全性」の3つからそれぞれ1つずつ選ぶことで、多面的解答をアピールする

ことに加えてもうひとつ、

②指標を計算する前に、必ず与件文を読んで、計算する目星をつけること

が重要です。

例として、平成26年度の事例4の与件文より抜粋


 店舗の多くは県内の主要な駅前、商店街の物件に出店するスタイルを続けてきた。
これら古くからの店舗のいくつかは店舗面積も狭く、地方都市の中心市街地の衰退に
も重なり、客足が落ちてきているのが悩みである。その一方で、近年はオフィス街の
テナントや郊外のロードサイド店舗を実験的に開店し、成功を収めている。

  1. 店舗の多くは駅前、商店街の物件→固定費がたかそうなので、有形固定資産回転率が悪い?
  2. 店舗のいくつかは店舗面積も狭く→売上高が少ないので、総資産回転率や売上高総利益率が悪い?
  3. テナントや郊外のロードサイド店舗が成功を収めている→売上高総利益率または売上高当期純利益率は良さそう?

といった具合です。
上記だけで見ると、いくつか相反することを書いているとも言えますが、
これについては、設問の問われている内容(課題3点を答えるのか、当期成績の良い点を3つ答えるのか)によって、
選ぶ与件根拠を切り替えてください。

この方法によるメリットは、「計算する前に指標を絞ることで、時間を節約できる」というものです。
試験のたびに毎回指標全てを計算して、選ぶ暇なんてありません。
与件根拠(+ときには設問とのつながり)を考えて、その内容が反映されている指標を選んでください。

また、指標を選ぶ際のポイントとしてもそうですが、
続く問題である文章問題においても、必ず与件根拠をいれてください。
理由として、試験においては「会社のどのような施策や状況が、財務状態に反映されているか」を分析する能力が問われているからです。

このこのについて、悪い例を挙げますと、以下のようなものです。

  1. 売上高営業利益率の値がマイナスで、収益性が悪い
  2. 流動比率が100%を下回るので、安全性が悪い
  3. 有形固定資産回転率が他社平均よりよいので、効率性が良い。

これらはどれも、計算値のみを見ればわかるという当たり前なこととして、分析したものとはみなされません。
与件文に書かれた、会社のどのような行動・状態によって、そのような指標結果になったのかを
問われるのが、この問題の本質です。

指標問題をただただ計算して値を比較する試験とはおもわず、
与件文と突き合わせる練習も怠りなく。

ではでは。

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