ご存じの通り2次筆記試験の合格基準は240点以上。昨年は906名が合格しました。皆さん、この意味を考えてみたことはありますか?

2次筆記試験の得点が正規分布かつ平均点を220点と仮定すると、240-249点での合格者は約450名。合格者全体の半数は249点以下で合格しています。一方、230-239点で不合格になった受験生は約700名。こんなにも多くの受験生が10点以下の得点不足で不合格になっているのです。

合計得点で10点、、、それって事例1~3で各々3点少々、、、ということは、各設問ごとあと1点ずつ上乗せできれば合格できたということに他なりません。

皆さんには1点の重要性を再認識頂き、最後の3週間、2次筆記試験勉強の仕上げとして各設問で+1点を実現する解答作りに取組んで頂きたいと思います。

具体的には、自身の経験や生半可な知識に頼ることなく、あくまで与件と1次知識を根拠とした解答を追求すること、考えを採点者に的確に伝えることができる論理的でかつ無駄のない文章を追求することが重要です。

必ずしも予備校の模範解答が正解ではありません。予備校の模範解答を手本に同じ解答を書けるように努力するのではなく、自分はなぜこのように解答するのかを説得力を持って論理的に説明できるようになることこそが合格につながると考えます。

2次筆記試験まで残すところ3週間、最後まで頑張って下さい。
この記事を見て頂いた皆さん全員の合格を願っています。

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