ども、山本です。
先日は2017年初の勉強会の会場に、30名超の方が参加され、大変活況でした。
(詳細はこちら)
新規参加者も続々増えており、今年もまたここから多くの合格者が出てくると思うと、
わくわくしてきますね。
さて、タイトルにちょっと物騒なものを掲げてしまいましたが、
端的に申しますと「試験を俯瞰し、分析しよう」ということです。
以下は僕なりの分析ですので、個々人によってあう・あわないがあると思いますので、
「こういう考えもあるんだな〜」程度に眺めていただけますと幸いです。
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1)1次試験
1次試験は2日間にわたって行われます。
初日(いわゆる、基礎理論が定まった安定科目、基礎理論重点的に学ぶことで得点源にしやすい)

  1. 経済(マクロ経済、ミクロ経済)
  2. 財務・会計(帳簿系、ファイナンス(=未来のお金予測)、アカウント(=現在のお金の把握))
  3. 企業経営理論(組織系、労基法系、マーケティング・営業施策系)
  4. 運営管理(製造現場の運営・管理系、販売店舗の外・中の運営系)

2日目(毎年内容が更新されるので、勉強後期に詰め込むほうがよい)

  1. 経営情報理論(技術系、マネジメント・施策系)
  2. 経営法務(民法、会社法、知的財産権)
  3. 中小企業政策・経営(中小企業の概況、中小企業施策)

2)2次試験

  1. 事例1、組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略および管理に関する事例・・・1次試験の企業経営論の組織がベース
  2. 事例2、マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例・・・1次試験の企業経営論のマーケティングと運営管理の販売がベース
  3. 事例3、マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例・・・1次試験の運営管理の製造現場の運営・管理がベース
  4. 事例4、財務・会計を中心とした経営の戦略および管理に関する事例・・・1次試験の財務会計がベース

試されているのは診断士としての素養である「読む」「考える」「書く」の3要素であり、
それらを80分の試験内で実現するのが、以下の解答プロセス。

  1. 設問分解
  2. 与件文整理
  3. 解答ロジック作成
  4. 解答文書記述

*いわゆる事例1・2・3の解答手順のお作法です。
ほとんどの方がこの手順で解答プロセスを作られています。
*事例4については、経営指標分析の解答方法に特徴はありますが、
基本的には計算問題ですので、今回は割愛します。
(事例4の経営指標分析の解説については、また別途ご紹介します)
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さて、敵の分析が終わったら、次は今の自分の能力(得意・不得意)と照らし合わせて、
どの項目をどの程度の勉強時間にあてるか、を整理していってください。
時間をより多くかける必要があるものもあれば、すでに習熟しているので軽く見直す程度で良いもの、
あるいは自分の試験合格には不要と判断して捨てるものなど、様々と思います。
上記のように、試験内容に行われる要素を分解し、ここの要素ごとに対策が十分に行っていけるよう
対策を検討していくことは、いわゆる「SWOT分析」と「全体戦略」の流れとなります。
勉強対策を考えるところから、診断士としての技量を身に付ける訓練が始まっています。
ぜひこうした対策も抜かりなく行っていき、診断士としての素養を身につけていってください。
ではでは。

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