いよいよ1次試験まで2か月を切りました。今回は、「ファシリテーターについて」と、「ラストスパート期間の熱気溢れるストレート組の様子」をお伝えします。

1.ファシリテーターについて

今期のストレート組は、昨年11月よりスタートを切り、その後も続々と新規会員を加えてきました。今期の新たな試みとして、科目ファシリテーター制を採用し、ファシリテーターがメンバーと協議しながら勉強内容を決めています。

注:ファシリテーターとは、「進行役」と御理解下さい。

今期のファシリテーターは、全員が今年入会の会員であり、初受験の人もいます。任命された直後はぎこちない面もありましたが、回を重ねるごとに自信を付け、進行や勉強内容検討も積極的に進めるようになりました。

ファシリテーターは担当科目に対する責任感も生まれ、予習にも力が入り、結果的に能力向上に繋がります。また、ファシリテーター同志の調整や、会員との意見交換を経て、全体としての団結力も深まったと感じています

2.ストレート組の様子

6月14日(土)

①経営情報システム:難解な用語についても、IT系の仕事に就いているファシリテーターが詳しく解説しました。単語だけでなく、一連の流れの中どこで使われるのか、類似用語との違い、解答が思いつかない場合の対処法など、より具体的・実践的な意見交換が行われました。

②財務会計:過去問も2回転目ということで、解答解説のスピードも上がってきました。問題に出てくる用語の補足、引っ掛かりやすい点、時間内に解答するスピード感についても、各メンバーから相互アドバイスを行います。

問題によってはホワイトボードを使って解答解説をします。解説をすることで、聞いている人だけでなく、解答者本人も理解していなかった部分が明確化することで能力の向上に繋がります。

説明する際に、曖昧な語句、間違った使い方をした場合は、他の会員から質問や訂正が入ります。そこで気づきがあり、正確な知識が身に付きます。個人で勉強しているときに起こりがちな、「何となく解き、たまたま正答していた」ということが、勉強会では通用しません。他人の目に晒される意識により、緊張感が生まれるのです。

③中小企業経営・中小企業政策:過去問に加え、最新の問題集を解き進めました。その際の副教材として、「2014年度版中小企業白書」「平成26年度中小企業施策利用ガイドブック」を使用します。ファシリテーターは各問題が白書の何ページに掲載されているかをコメントしていきます。問題集の解答解説だけでなく、白書の掲載内容(付属統計資料)も併せて確認することで、よりイメージが定着し、毎年内容が更新される問題にも対応して行きます。

法改正についても、各自が補足してゆき、全体での共有化を図りました。ひとりでは全てを網羅するのは困難ですが、それぞれが得た知識を出し合うことで、見落としが減少します。

6月21日(土)

①経済学・経済政策:この日は、多くの会員が集まり、2グループに分けて進めました。各自、過去問のグラフをホワイトボードに書きながら解説していきます。会員から、分からない点については、次々に質問が起き、活発な議論が交わされました。直前期ということで、曖昧な部分は徹底的に潰していこう、という意気込みが感じられました。

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経済学の過去問に取り組む会員

②企業経営理論・運営管理・経営法務:間違っている選択肢を選ぶ問題では、文中の語句が違うのか、前提の与件と合っていないのか、突き詰めて確認していくことで、新たな気づきが得られます。こちらも、個人学習では見落としてしまうポイントについて、初見の本試験で対応できるように、全員で共有しました。

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勉強会終了後、ストレート組で記念撮影を行いました。
試験を目前に、ガッツポーズで気合十分でした。

試験直前ということで不安も高まる時期ですが、会員同士のコミュニケーションで軽減される面もあります。試験を受ける時は一人ですが、それに至る段階での仲間の存在は大きなものです。私自身、勉強会に参加することで、モチベーションの向上、不安の解消等、仲間に助けられました。

今回はストレート組を紹介しましたが、同室で2次組も熱い議論を繰り広げました。

弱小では通年で会員を募集しています。勉強仲間と共に、能力を高めたい、と考えている方は、一度見学にお越し下さい。お待ちしております。こちらからどうぞ。

本年度会長 高橋

カテゴリー: 勉強会