ども、山本です。

今回は、僕が2次試験対策に没頭する、受験生時代でもとくに終盤ごろに感じていたことについてのご紹介です。

「中小企業診断士試験勉強は、高校部活動と同じ」

1次試験がマーキングシート方式による「勉強して正解すれば合格できる試験」である一方、
2次試験は小論文形式による「上位〇〇%しか合格しない試験」と考えられています。
(実際の方式は明示されていませんが、過去の合格者数などの様子から、そのように噂されています)

自分がどれほど努力しても、その自分の努力を上回ったり、よりよい評価を得ることができる人が
上位にいればいるほど、自身の合格が難しくなる試験です。

また、勉強経験が長いほど有利である~というわけでもなく、自分より後から試験勉強を始めて、
自分よりも早く合格していく、という人たちに出会うこともあります。

このことは決して、自分が怠けているとか、相手が自分より才能があった~というものだけで片付けてよいことではないと思います。
しかし、試験という勝負において、試験当日の「結果」で順位を決めて上から順に合格者を決めていく以上、
どうしても合格・不合格の境がはっきりと出てしまうこととなります。

また、合格した人が今後は華々しい経歴を歩んでいくという保証もありません。
一方で、中小企業診断士試験の合格は遅れたけど、診断士としての活動においては一気に伸びて大活躍~、
というかたもいらっしゃるでしょう。

「診断士の試験を頑張った」ということは、自身の誇りとしてよいと思います。
一方で、それはせいぜい企業の新入社員として面接する際の材料と同じ程度のものでしかないでしょう。
診断士の業界の中で、先輩診断士に本当に認められるのは、勉強を頑張ったことはどではなく、
自身のスキルや人脈、仕事を作りお金稼ぎに生かせ、他者の役に立つ能力なのですから。

そうした意味で、中小企業診断士試験の勉強は、試験というひとつの区切りに向けたものであり、
本当に大切なことは、診断士として登録したあとにも頑張っていける基礎を養っていくことなのだと思います。

また、こうした苦労や、ある種の勝ち・負けの世界で頑張っていくためには、
「なぜ自分がそれを頑張っているのか」という想いの再確認や、
今その場を楽しむための工夫や仲間づくりがあってもよいと思います。

このことは、まだ診断士登録もできておらず、診断士という世界に一歩進み始めた僕自身にまさに
言えることです。
油断せずにいきましょう。

ではでは。