ども、山本です。
先日、2次試験にある程度慣れてきた方には、他の受験生の解答を見る際に、
3つの視点で見てみようと書かせていただきました。
今回はその1つ。
「採点者の視点で、解答を俯瞰しよう」
2次試験の解答は、試験なので、当然のことながら評価されて、点数が付けられます。
合格基準は1次試験と同じく、
- 4つで平均60点以上(合計240点以上)
- 1つでも40点未満があれば、不合格
です。
一見してみれば、簡単そうに思えるのですが、2次試験4科目のうち3科目は、小論文試験のため
何をもってして正解なのか、その点数なのかがわからないことで、
多くの受験生がその採点基準に悩まされます。
できるなら、どのような採点基準であるかを知りたいところですあ、こればかりはどうしようもありません。
(合格者ですら、なぜ自分が合格できたのか、わからないという方もいます)
さて、これに対する対応策が、本テーマになります。
勉強会のように、他の受験生の解答が集まるなかで、それらの答案を自分なりに評価し、
上位20%を決めてみるのです。
このとき、「しっかりと採点基準を自分の中に定める」ことばポイントです。
例えば、ある方の解答がとても素晴らしく「この解答は合格だ」と思ったとします。
そうしたら、他の受験生の解答とそれのどこに違いがあるのか、
なぜ自分はその解答を合格だと思ったのかを、自分なりに分析し、定量化する基準をつくるのです。
そうしてできた基準をメモし、以後の自分の解答なり他の受験生の解答を見る際のポイントにしてみてください。
(ちなみに、これをやってみるとわかるのですが、「公正で納得性のある評価する」というのは、
とてもとても大変であることを実感します。
このことは、日本企業が成果主義評価に向いていないことの一因でもあるのでしょう)
私のポイントをここで紹介しておくと、以下のものです。
- 与件に基づいた根拠であったか。
- 文章の因果はしっかりしているか。
- 設問の意図、制約を反映しているか。
- 提案書として成り立った文章であるか。
- 他の解答との一貫性、つながりを意識しているか。
- (助言問題の場合)経営課題を明記しているか。
さて、みなさまはどのような基準で、解答を評価するのでしょう。
ではでは。