今回から複数回にわたって弱小診断士勉強会の活動についてご紹介します。
当勉強会は、前年の二次試験合格者が執行部メンバーとなり、会場手配などの側面支援を行いますが、勉強会の運営は受験生が自主的に行う「受験生が主体」であることをポリシーとしています。

学習内容の年間スケジュール策定から始まり、勉強会開催当日の進行(ファシリテート)、タイムマネジメント、勉強会実施後の議事録作成といったことまで、すべて受験生が決めて皆で動かしていきます。

「受験生が主体」である理由は、執行部が上から目線であれこれ指示をしても受験生のモチベーションは上がらないでしょうし、もっと大きな理由は、勉強会での活動を通じて診断士試験に合格するための力を高めていただきたいと考えているからです。

診断士試験に合格するための力とは、
・コミュニケーション力
・説得力
・全体を俯瞰して観る力
です。

コミュニケーション能力(傾聴力)を高めることができる

当勉強会の受験生数は約40名、メンバーの皆様のバックグラウンドは、業界も職種も多種多様で、しかも各々が診断士試験について熱い想いをお持ちの方ばかりです。

そんな中で、声の大きな人の意見だけが通ってしまったり、仲間内の2~3人の意見だけで運営したところで、その場ではうまくまとめたつもりでも、メンバー間の意思疎通がとれておらずバラバラで、最後は空中分解してしまう・・・といったことになりかねません。

「相手の意見をしっかり聴く」、「相手の意見を尊重する」、「特定の人だけでなくすべてのメンバーが意見を言える雰囲気を作る」ことで、よりよい関係を築き、メンバー間の意思疎通を図りつつ物事を進めていくことが、勉強会運営を円滑に進めるにはとても重要なのです。

コミュニケーション力(傾聴力)を高めると・・・

コミュニケーション力、特に傾聴力とは相手の話をよく聞くこと、二次試験においては与件文や設問文を丁寧に読み、聞いたことに素直に答える力といってもよいでしょう。

この能力を高めることによって、
・社長の想いに寄り添った答案
・与件文から外れない答案
を書く力をつけることができ、合格により近づくことができます。

尚、診断士の実務補習・実務従事では、この能力が高いと、診断先の社長とのヒアリングの際に、社長が本当にやりたいことや事業に対する想いを引き出すことができ、社長の想いに寄り添った提案書を作成することができます。

勉強会での活動によって、試験の知識・テクニックを学ぶことだけでなく、二次試験合格、引いては合格後の診断士実務に必要な能力を強化することができ、まさに一石二鳥です。

現在、当勉強会では今年の二次試験合格は勿論、来年の一次試験対策に向けてトライしようとする方を広く募集しています。

ご興味がある方はぜひ見学にお越しください、どうぞよろしくお願いいたします。

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カテゴリー: 勉強会