松原 智紀

2012年度中小企業診断士試験合格体験記      松原智紀

1. はじめに
中小企業診断士を目指して学習を開始して約3年半の歳月をかけ、ようやく合格にたどり着きました。おこがましいですが私なりにどのように試験に取り組んできたかをお話しすることで皆様の学習の参考になって頂ければと思います。

2. 自己紹介
37歳の会社員です。仕事は化学メーカーの情報システム部に勤務しており、情報インフラ構築、PCサポート等を行っております。診断士試験の学習は2009年6月から始めております。他の保有資格は基本情報処理技術者、日商簿記3級です。

3. 受験履歴

※上図をクリックすると最大化され、図全体を参照出来ます。

4. 学習方法
4.1 基本姿勢
長丁場の試験勉強を乗り越えるために、私は心技体の3つの観点で向上することを
目指しました。
①心 中小企業診断士は試験に受かった人が診断士になるのではなく、診断士に
ふさわしい人物が診断士になると考え、日常から自分は診断士であると意識
して行動するよう心がけました。

②技 単なる試験テクニックに走らないよう注意しました。具体的に意識した点
は丸暗記に走らない、自分の頭で考える、論理的に考える等を行いました。

③体 長い学習期間、また2次試験の80分×4という過酷な試験を乗り切るに
は体力が必要なので体力強化も積極的に行いました。具体的には週1回の
ランニング、日々のストレッチを欠かさず行いました。
4.2 1次試験対策
1次試験を最初に受けた年はひたすら暗記、それも過去問の答えを覚えるという
今思うと恥ずかしい勉強を行って、時間や体力的にはきつかったものの結果はイ
マイチという結果に終わりました。そこで2年目は正解を導く為の理由を意識す
るよう学習方法を変更しました。また暗記系の科目はFreeMindというフリーの
マインドマップソフトを活用して、知識を体系的に見えるようにしたことが効果的
でした。また独学で情報が常に不足している状況だったので、模試を沢山受け
ました。合格した年は4回模試を受けました。4回も受けると各受験校が予想し
ている問題に重複しているものがあり、そういったテーマについては復習をしっ
かりやる事が効果的でした。
<ご参考>1次試験で活用したテキスト、問題集等
・TACスピードテキスト、スピード問題集、過去問集(過去問は平成16年ま
で遡りました)。
・模試(TBC、LEC,大原、TAC)

4.3 2次試験対策
最初に2次の学習をした際にグループ学習を初めて行い、力が伸びることを実感
したので、2年目の今年もグループ学習を中心に行うために弱小診断士勉強会に
参加しました。また初見問題と苦手な事例4の対策の為、直前期はTACの答練
に参加しました。私が2次試験を受けるにあたって重視したことは主に以下の点
です。
・聞かれている事に素直に答える。
・読み手に負担をかけない文章を書く。
・クライアント企業の問題点を放置しない。
・わざとらしい表現を無視しない。
・クライアント企業の方向性を見誤らない。
(これが出来ると与件と設問の対応付け誤りのミスは激減する)
⇒ クライアント企業の立場になって考えることが一番大切!
・解き方をパターン化する。
・計算問題をなるべく多く解く。
⇒ どんな企業が出てきても対応できる底力を養う!
(あえて型にはめることで異常検知能力が身に付く!)

<ご参考>主に活用したテキスト類
・過去問(平成13年まで遡りました)
・AASのHPに掲載されている合格者の再現答案
・スピードテキスト(企業経営理論、運営管理の1次知識の再確認用)
・スピード問題集(財務会計のみ) 今年は2回転しました。
・TAC事例Ⅳ問題集(TAC受講生のみ購入できる計算問題集) 今年は8回
転しました。
・考える技術・書く技術(バーバラミント著)
・世界一やさしい答案作成術(斎尾裕史著)

5. 学習スケジュール
年1回の国家試験は1日にかかるプレッシャーが半端ではないので、調整に失敗しないよう年1回の試験と考えず、年3回の試験の3回目と考えてスケジュールを組みました。
第1期 : 2011年合格発表後から2012年4月末のTAC実力チェック模試まで
第2期 : TAC実力チェック模試から9月のTAC全国模試
第3期 : TAC全国模試から本試験
私は第1期~第3期ともに本試験に望むのと同じように、直前期の過ごし方から計画を立てて、第1期で良かったこと、悪かったことを第2期に反映させる、第2期の反省点を第3期に反映させるということを行うことで本試験に向けてのコンディショニング作りを練っていきました。ファイナルペーパーや当日に準備するチェックリスト、当日の昼ごはんのメニュー等も都度用意したので、本試験時にはかなり精度の高い準備が組め、心身共に充実した状態で試験に臨むことが出来ました。

6. 弱小企業診断士勉強会
2次試験の合格は弱小企業診断士勉強会で切磋琢磨できたことが一番の要因であると考えております。弱小で良かった点は以下の点です。
・過去問を掘り下げることで診断士試験に求められる要素がわかるようになった。
・自分の解答に対して客観的な評価を得ることが出来、対策を間違えることが減った。
・他人の解答に対して指摘を行うことを通じて、論理的な思考力が養えた。
・やる気ある参加者に刺激を受けて、モチベーションを維持できた。
・受験生が主体的に運営するので、学習カリキュラムを柔軟に変更出来た。
・OBが要所要所でサポートしてくれることで、方向性に不安を持つことなく学習が出来た。
・費用対効果(+満足感、納得感)が非常に高い

7. 最後に
これまでサポートして下さったOBの方々、一緒に切磋琢磨した勉強仲間の皆様、そして家族の力が無ければここまで来れなかったと思いますます。本当にありがとうございました。


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