・1992年

村中直樹さんはじめ、数名のメンバーで創立されました。「弱小」の由来は、「中小企業診断士」を目指す集まりとして、今は中小にも及ばぬ「弱小」でも、大きく成長して社会に貢献しよう、という理想を表したものです。

・1990年代

当時はインターネットが普及する直前期であり、会員間の連絡はパソコン通信だった模様です。勉強会の会場は、これもパソコン通信で知り合った仲間が資金を出し合って作った交流スペース「東京FORT(フォート)」を使っていました。旧制度の時代であり、今と違って一次試験も記述式で、結構負担が重く、合格してもその年の二次試験合格は非常に難しかった模様です。

・2001年

新制度となり、この年は3名が合格しています。旧制度の頃からチャレンジして来られたた方が多く、戸惑いもあったと思われますが、培われた実力が発揮できました。この頃から、勉強会場も現在の千代田区神田公園区民館に落ち着き、現在に至ります。続いているのは、現役受験生の自主的運営と、過去問学習への徹底した拘りです。

※補足
90年代後半には、「シンクータンクプロジェクト」というものを何度か行っていました。これは、「試験に合格しても、実地を踏んでいない以上何もできない」という反省のもと、実際に運送会社の経営診断(無償ですが)をしたり、大きな物流倉庫を見学に行ったり、ということを行っていました。ちなみに、名前の由来は「試験に受かっただけで、実態は中身が空っぽ」な人達が「多くの事を吸収しよう」ということで「真空タンク」をもじったものです。似たような活動は、大阪の勉強会(船場勉強会)でも「船場総研」として行っており、2000~2001年頃は全国勉強会チェーン(!?)OB/OGの独立が相次いだ時期でもあります。幸いにして、この頃独立した人たちは一人の脱落者も出さずに、今に至っています。

・2001~2021年

毎年着実に合格者を輩出しております。

・2001~2020年(11月時点)

(1)2次試験合格者
 さらに、毎年着実に2次試験合格者を輩出しております。グラフの左縦軸は各年の合格者数、右縦軸は累積合格数、をそれぞれ表しています。そして、横軸は、新制度移行後の2001年から2021年の各年度を表しています。
 グラフにおいて、新制度移行後の2019年までの累積合格者数は78名となっています。そして、年平均合格者数は3.7人/年、となっています。
 2022年度は、どのくらい合格者となるでしょうか。
 したがって、創立1992年~2000年の旧制度時代からカウントすると、数年後には、累積合格者数が100名の大台に到達し、弱小の人的ネットワークが今後さらに広がることが見込まれます。

 

(2)1次試験合格者
  診断協会発表の合格率と比べて、弱小の合格率は1.5~2倍の合格率となっています。 グラフにおいて、横軸は2014から2020年までの各年度、縦軸は合格率です。
 特に、 2020年は、合格率73.1%と高い合格率となっています。
  2020年度は、コロナ環境下で学習環境が悪かったのにも関わらず、合格率が7割の大台に乗ったことは、弱小診断勉強会の会員同士が励ましながら学習を進めていった定量的な成果であると言えます。したがって、勉強会の存在意義は十分にあると考えられます。