★★(宣伝)12月22日(土)、説明会を開催いたします★★
中小企業診断士の合格発表が終わりました。巷に中古テキストが多く流通し始めます。一次試験は7科目と多く、各教科で教材を揃えるのは金銭面でも負担です。少しでも安くしたいのが心情ですが、古本で対応可能なのかどうかを考察していきます。
中小企業診断士試験に古いテキストは使えるか:経済学・経済政策
経済学・経済政策は大きく試験内容が変わる科目ではありません。そのため古いテキストを使うことが可能です。
さらにマクロ経済学、ミクロ経済学といった中小企業診断士試験に特化しないものは、ある程度古いものでも使用できます。
しかし、中小企業診断士試験用に記載されたものは、古くても2年前ぐらいのものにとどめておいた方がよいでしょう。
試験も少しづつ出題傾向が変更しており、テキストは傾向を取り入れています。
手元にある5年前のテキストを確認しましたが、内容と現在の出題傾向にずれがみられます。
中小企業診断士試験に古いテキストは使えるか:財務・会計
財務・会計も大きく試験内容が変わる科目ではありません。そのため古いテキストを使うことが可能です。経済学と同じように古すぎるテキストはおすすめできません。
中小企業診断士試験に古いテキストは使えるか:企業経営理論
こちらは一部注意が必要です。
企業経営理論の試験範囲には、労働基準法などの法律が含まれています。年度によっては配点が高く、法改正があると狙われやすい論点です。
中小企業診断士試験に古いテキストは使えるか:運営管理
概ね使用できます。
経営法務や企業経営理論の様に頻繁に変わるものでもなく、点数配分も低めですが、運営管理にも一部法律が含まれています。法改正には注意です。
また、近年、出題傾向が最近変わっているところもあります。
あまりにも古すぎるのはお勧めできせん。2年前ぐらいのものにとどめておきたいです。
中小企業診断士試験に古いテキストは使えるか:経営法務
こちらは中古テキストは使ってはいけません!
法改正があるため、中古テキストは対応できません。
最新の過去問題集も役に立たないかというとそうではありません。
過去問題集は法改正があり、解答が現在と異なるものは、何らかの注意書きが付くのが普通です。(ついてないのは買ってはいけません)
中小企業診断士試験に古いテキストは使えるか:経営情報システム
大きく変わるものではないため使用可能です。
しかし、テクノロジーとフォーカスされるIT技術は、日々変わってきます。古いものでも1年前ぐらいのものにとどめておいた方が無難でしょう。
中小企業診断士試験に古いテキストは使えるか:中小企業経営・政策
基本的には使用できません。
毎年発行される中小企業白書と中小企業向けの政策が論点です。毎年変わってきます。
過去問に関しても、出題傾向を掴むものといった参考程度です。
経営法務は、法改正があると社会的にも公表されてわかりやすいです。
しかし、中小企業向けの政策や施策は、ひっそりとなくなったり、さりげなく変わったりすることがあります。過去問題集でも変更点を追跡するのが難しいんです。
まとめ
結論から言うと新しい年度のものを用意したほうが一番いいです。とはいえ、お財布との相談も大変です。
以下のように独断と偏見を交えていますが、まとめてみました。
初学者の方は参考になれば幸いです。
教科 | 判定 |
経済学・経済政策 | ◎ |
財務・会計 | ◎ |
企業経営理論 | △ |
運営管理 | 〇 |
経営法務 | × |
経営情報システム | 〇 |
中小企業経営・政策 | × |
さて、12月22日の説明会では、試験合格者によるプレゼンも行ないます。
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