平成22年1月7日
診断士受験生のみなさま
人事・労務・研修コンサルタント
入江 元太
中小企業診断士 合格体験記
~弱小勉強会で培った、合格のために大切なこと~
■自己紹介
昭和50年1月2日生(満34歳)
妻、子(1歳1カ月)もち
平成9年 慶應義塾大学 経済学部 卒業
平成9年 大手電機メーカー 入社(営業職)
平成21年2月 独立系コンサルティング会社 入社
■受験関連履歴
平成20年 | TACストレート通信講座 受講
→一次合格 →二次不合格 |
平成21年2月 | 独立系コンサルティング会社へ転職
香川県高松市より埼玉県朝霞市へ転居 |
2月~ | 弱小勉強会に参加 |
2月 | 簿記2級受験 →不合格 |
2月 | 1級販売士受験 →不合格 |
3月~ | TAC社労士速習講座 受講 |
5月~ | 臥龍本気塾 受講 |
8月 | 社労士試験受験 →不合格 |
10月 | 診断士試験受験 →合格 |
■21年度の勉強時間(1月~10月)
診断士二次
社労士 1級販売士 簿記2級 |
486時間(20年度は、一次約700時間、二次約300時間)
407時間 72時間 54時間 |
合計 | 1019時間 |
■弱小勉強会で培った「入江メソッド」
Ⅰ 各設問を「環境問題」「戦術問題」「戦略問題」に分類する
Ⅱ 「環境問題」「戦術問題」の解答の組み立て方(from ナンシーさん)
①結論(~である)
②理由(~のため)
③効果(~となる)
④具体(箇条書き)
Ⅲ 「戦略問題」の解答の組み立て方(from 杉崎さん )
①結論(~である)
④具体(誰に、何を、どのように)
■勉強会を経ての「気づき」と「改善要望」
①診断士二次 学習の王道
「基礎の反復練習」
1)設問に対するキーワードを与件から抽出する力をつける
2)わかりやすい文章にまとめる力をつける
→受験直前までに、全過去問で、80点以上(自己採点)の答案ができるようになった。
→本番では、事例Ⅰ:50%、事例Ⅱ:90%、事例Ⅲ:80%、事例Ⅳ:60%、くらいの力を発揮できた。
→統計上、全事例において、受験生の上位40%に入れば、偏差値62、上位11.5%に入れる。(金廣志著「落ちたっていいじゃん」より)
→合格できる!
②仕事との両立
診断士協会は、仕事ができる診断士を求めている。
勉強しかできない診断士は、決して求められていない。
→誰にとっても初見問題が現れるような仕掛けが盛り込まれている。
例:営業レバレッジ、アントレー、流通活動、、、
→底力を発揮するしかない。
→底力の源泉は、仕事である。
→出来る限り、仕事と勉強とを、両立させてください。
③ホワイトボード・マジック
→意見活性化や、意見の集約、復習のために、事例ごとに、リーダー(司会進行役)と、書記役をつけてください。
④書く訓練
→各事例を30分で書く訓練は「議論して頭を整理してから書き始める」方が望ましいように感じました。(入江はいつも時間オーバーで、自信喪失気味でした)
⑤素晴らしき勉強仲間たち
仲間の解答を「読む」「コメント書く」→仲間のためのみならず、自分の頭も整理できる
仲間との情報共有 →「利他の心」を養える →社長様への指導・助言業務に活かせる!
⑥名前で呼ぼう
「名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つことばであることを忘れない。」
「人間は他人の名前などいっこうに気にとめないが、自分の名前になると大いに関心を持つものだということを、ジム・ファーレーは早くから知っていた。
自分の名前を覚えていて、それを呼んでくれるということは、まことに気分のいいもので、つまらぬお世辞よりもよほど効果がある。」
(デール・カーネギー著「人を動かす」より)
→名札を準備するか、参加者の名前をホワイトボードに書く!
■絶対合格に向け、いちばん大切なこと
・原点回帰
何のために合格するのか。
合格して、何をしたいのか。
「今年絶対に合格する。なぜなら○○で人様のお役に立つ。」
この気持ちを常にもつこと。
→診断士になることが目的ですか?
それとも、診断士として人様のお役に立ち、成功することが目的ですか?
→勉強も大事ですが、昼食時等、合格後にやりたいこと等について意見交換し、ワクワク感を共有しながら、22年度受験で、必ず、栄冠を勝ち得てください。
■志
若年士業者にとっての悩み「自らの力を発揮できる場がない」
「独立開業しても、安定的な収入を得られるあてがない」
→弱小勉強会を「志ある診断士」を育成する場とし、雇用を生み出す組織を作る!
■最後に
今年は、熱き志をもつみなさんが合格する番です。
共に、がんばりましょう!