1.受験動機
私は情報工学部を卒業後、半導体設計会社で技術職として従事しておりましたが、リーマンショックを契機にした業界不振によりグループ会社内での異動により部署を転々、最終的には転職により基幹システムのプログラマーに身を置くこととなりました。
そうした中で、将来自分が60歳を超えたときにもちゃんと仕事ができるよう、自分の身についた技能・知識・経験を積む努力をしていきたいと思い、診断士試験を受験するに至りました。
2.勉強・受験経歴
- 2013年上旬:勉強開始
- 2014年8月:弱小企業勉強会に入会
- 2015年1次試験通過、2次試験敗退
(1次対策:500時間、2次対策:300時間) - 2016年1次試験3科目合格、2次試験合格
(1次対策:20時間、2次対策:700時間)
3.診断士勉強を通して学んだこと
診断士試験対策で学ぶことは実生活や仕事等に大いに活かせるものがたくさんありました。
①企業診断も自己研鑽の計画・実践も、基本的なプロセスは同じ
- 「SWOT分析」「課題抽出」「全体戦略・機能別戦略」の手順で計画を立案する。
- 計画を立てたら、PDCAサイクルを回し、改善を繰り返す。
②組織がうまく回れば、目標は達成できる。
- 組織の構成要素である「共通の目的」「貢献意欲」「コミュニケーション」がうまく機能すれば、大きな目標でも達成できるし、みんなで満足感が得られる。
これらはどんな教科書にも描かれている基本的なことですが、これを実践し続けられるよう身につけることが、私にとっての診断士試験合格の秘訣だったと思います。
4.最後に
私は勉強会に2年間のお世話になったことで、診断士試験に合格することができました。ただ、この2年間での一番の成果は、試験で合格したということよりも、試験勉強や勉強会活動を通して、企業や組織活動のプロセスや、その中で精一杯頑張る人たちの想いを通わす時間を共有できたことだと思っております。
ひとまずは試験合格したことで一区切りがつきましたが、今後は診断士として認められる力を身につけていくべくさらなる研鑽を積んでいきたいと思います。