森本 清尚

合格体験記 森本 清尚 2011/12/17

はじめに

私は 1 次試験初受験から 2 次筆記試験合格まで大変長い期間(人生の半分近く?)を要し、受験機関や独 学で頑張るも結果を出せずにいました。そんな中、昨年弱小企業診断士勉強会に巡り合い、OB/OG のご指 導やメンバー同士の切磋琢磨により実力を飛躍的に向上させ、合格を勝ち取ることができました。
今日はみなさんの合格に向けて、役立つ知見やノウハウを体験記としてご紹介したいと思います。

自己紹介

平成 3 年 3 月 早稲田大学理工学部工業経営学科卒業
 ITベンチャー(マザーズ上場)に勤務し、ソフトウェア関連のテクニカルコンサルティングが主業務。

受験経歴

受験期間があまりに長いので Phase1,2 としました。(ちなみに転職 4 回、結婚 2 回の経験あり。)

こんなに長くかかってしまった原因を自己分析したところでは次の3つです。(みなさんも気を付けてくだ さい。)

1.学習時間が尐なすぎた(100 時間程度で毎年2次試験を受けていた。受験機関も通うだけ)。
2.過去問に真剣に向き合っていなかった。試験直前に2年分の過去問を2回転して自己満足していた。
3.与件企業の社長や従業員、顧客、仕入先などの気持ちを考えず、納得感の高い提言ができていなかった (独りよがりの答案に終始していた)。

弱小診断士勉強会で得られたメリット
1) 多くの合格者(OB/OG)からの貴重なアドバイスを受けることができた。 リアル勉強会やメーリングリストにより合格者と常にコミュニケーションが可能で、特別講習会なども開催していただき合格に必要なノウハウ、マインド等を習得できた。

2) 受験生同士の答案レビューによりお互いに切磋琢磨できた。
お互いの答案を交換・レビューし、コメントを出し合うことで自分の弱点や答案レベルを客観的に確認
することができた。

3) 過去問中心の学習で中小企業庁が期待する合格者像に近づくことができた。 良問ぞろいの過去問を繰り返し解くことで実力向上を図ると共に、合格に向けた方向性を間違うことなく学習に集中できた。

合格に必要な能力
合格してわかったことですが5つの能力が合格には必要だと思います。また各事例で能力ごとに少しず
つ点差が生じており、それが合否につながっていると考えています。

合格のための得点戦略
過去年度も含め、受験した模試及び本試験の得点フィードバックより次の仮説を立てました。

 仮説1
本試験と模試の問題は異質だが、得点分布は類似しているのではないか?

仮説2
どの模試でも事例I~IIIの得点バラツキより事例IVの得点バラツキが大きい。
模試では 4 科目総合で受験者平均と上位 20%の得点差は 30 点前後であり、本番も同じで
はないか? 得点フィードバックに総合 B が多い点を勘案すると
B 評価は上位 20%~60%程度で、総合 B の最低点が 200 点のため受験者平均は 210 点前後、
各科目で 53 点前後と推定される。

仮説から導かれる得点戦略
1)各事例で受験者平均より 7~8 点得点を積み上げることができれば合格できる。

2) 事例I~IIIは受験者平均の解答をベースとして加点要素(自分なりの工夫や具体的提案)を事例ごとに
  2,3 個盛り込む。特に事例IVは得点差が開きやすいので徹底的にトレーニングする。

3) 事例の不出来を他事例で挽回できるほど甘くないので不得意科目を作らない。

学習方法

学習目標は本試験で上位 10%、得点 270 点のストレッチゴールとし、合格安全圏を目指しました。具体 的な学習方法としては弱小2次組のスケジュールに沿って、毎週過去問を2題ずつ自宅で解いて、リアル 勉強会でディスカッションしていき弱点を補強しました。仕事の都合もあり3月まではあまり出席せず、 4月以降はほぼ毎週出席しました。最初は PC 打ち込みでじっくり考えた解答作成を行い、6月からは 80 分、手書きの解答作成方法に改めました。

また財務力強化のために「財務・会計セレクト問題集」を3回転しました。初見問題対策として TBC 模 試を受験しました(上位 7%。模試で上位 20%以内は初めて)。参考までに使用した教材を挙げておきます。

・メイン教材
1) 5 年分の 2 次試験過去問
2) 財務計算問題集(TBC 財務・会計セレクト問題集、他のものでもよい。)
3) 2 年分の白書(当年版が出版されるまでは前年度版を読み込む。当年版出版後は当年版に重点を置く。)
4) 模試 1 回分(一次試験後に行われるものでよい。)

・サブ教材
1) 2 次テキスト(受験機関に行ってない人はなくてもよい 市販本であれば診断助言クイックマスター)
2) 1 次テキスト(例:クイックマスター、スピードテキスト)
3) 生産管理用語辞典
4) 試験委員書籍(深く読み込む必要はないが 2,3 度くらい目を通しておいた方がよい)
 経営をしっかり理解する(岩崎 尚人)
 組織論(桑田 耕太郎、田尾 雅夫)
 スモールビジネスマーケティング(岩崎 邦彦)
 緑茶のマーケティング(岩崎 邦彦)
 ベーシック財務管理(大塚 宗春、佐藤 紘光)

5) 2 次解答解説(全部なくてもよい)
 TAC 解答解説/TBC 診断助言クイックマスター/事例攻略のセオリー

6) 論理的思考力
 論理力を鍛えるトレーニングブック(渡辺パコ)
事例解答のプロセス・タイムマネジメント

参考までに私の解答プロセス、タイムマネジメントをご紹介します(普段、相当練習しないと本試験の
際に、緊張感・プレッシャーでくずれます)。自分なりのプロセス・方法を確立していってください。

今年の自己評価と反省
 試験直後の感想としては事例I、III、IVはいつも通りできた。IIはできなかった。
 200 字の記述対策をやってなかったので、事例II第5問、事例IIIの第2問の記述に苦戦した。
 (200字対策を行うことをお薦めします。)
 事例IIの与件と設問のマッピングが不完全だった。試験開始後 20 分で分析が完了せず、予定どおり
 なのに本番のプレッシャーのせいか焦ってしまった。(解答プロセス通りに 25 分まで冷静に分析すべきだった?)
 過去に再現答案を作成したことがなく、精神的な辛さで本試験後2日以内に再現答案を作成できなかった(2 週間くらいかけてダラダラ作成)。

おわりに
中小企業診断士試験は必要とされるスキルを着実に習得していけば必ず合格できる試験です。弱小診断 士勉強会は OB 一同、今後もみなさんの合格を全面的にバックアップします。来年は合格の喜びを是非共 に分かち合いましょう!!

以上

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