皆様こんばんは。
突然ですが、「ふぞろい」使ってますか?
ご存じの方も多いかもしれませんが、中小企業診断士の2次試験は正解が発表されない試験です。
模範解答が無い中で過去問を解いてみても、自分の解答がどの程度点数が取れるのかがわからない。
そんな中で一つの指針になるのが「ふぞろいな合格答案」です。
ちょうど2017年版のエピソード10が本日6月20日より発売です(パチパチ)。
「ふぞろいな合格答案」には、200枚以上の再現答案を分析して抽出されたキーワードとその配点が掲載されているため、どのようなことが書けていれば何点くらいとれたのか、自分の解答が何点くらいなのか、自己採点をすることができます。
しかし、「自分の答案を採点する」、それだけで良いのでしょうか?
確かに自分が全体で何点くらいとれる解答が書けるのか、というレベル感を知ることは重要だと思います。でももっと重要なのは、「何点取れたか」よりも「なぜその解答を書いたのか」です。
当たり前ですが、過去問と同じ問題が出ることはありません。
なのに、なぜ過去問に取り組む必要があるのかと言えば、解答を導くためのプロセスを訓練するためです。
「ふぞろい」に掲載されているキーワードも、「へー、これが得点の高いキーワードなのか」と単純に受け入れるのではなく、合格者やA評価をとった受験生が「与件文や設問文のどこを読んで、何故このキーワードを書いたのか」について是非考えてみてください。
そして、自分の答案とキーワードを比較して、漏れていたキーワードがあったとしたら、「なぜ漏れたのか」をトコトン考えて頂きたい。
そうやって再現答案の裏に隠された合格者の思考を読む訓練を積んでいけば、新しい問題に向かったときに、いわゆる「キーワードが浮き上がって見える」感覚が備わるのかなと思います。
ぜひとも「皆が普通に書く」解答を目指して「ふぞろい」を活用しつくして下さいね!
2017.6.19 市川 三友紀