どもども、山本 尚幸です。
本日は、中小企業診断士試験のお話からは、ほんの少し離れて、当勉強会の広告・宣伝戦略について、ご紹介します。
3C分析
まずは簡単に、広告宣伝に関する環境分析を3C分析で整理するとこんな感じでしょうか。
自社(当勉強会) |
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競合(その他勉強会) |
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顧客 | 東京・神奈川・埼玉・千葉在中の中小企業診断士試験の受験生 |
うん。。。競合強すぎますね。
AAS東京ブログさんや一発道場さん、タキプロさんみたいな組織もだけど、一人だけで毎日更新なんてやってのけるパワフルな鷺山先生に、勝てるわけない。。。
ということで、真っ向勝負は無理と判断。
顧客については、中小企業診断士資格取得を目指す受験生の勉強会なので、ここはあまり揺るがないかなと。
一応、区民館会場を使用した勉強会が活動の主になるため、地理的なエリア制限を設けてターゲットを絞っていきたいと思います。
自社については、広告宣伝で使える手段なりネタでしょうか。
当勉強会はWEBサイトが参加者募集の唯一の窓口となっているため、今回は「いかにしてWEBサイトの集客力を高め、会員を増やすことにつなげるか」について考えることとします。
顧客分析
さて、ここからはもう少し深堀を進めるべく「顧客」である中小企業診断士試験の受験生についてみていきましょう。
- 東京在住者が過半数(11,001/19,444=56.6%)
- 多くが民間企業勤務者(11,472 / 19,444=59.0%)
- メインの年齢層は30歳~39歳と40歳~49歳(6,502+5,614 / 19,444=62.3%)
- 男性が圧倒的(17,733 / 19,444=91.2%)
*J-SMECAの平成28年度1次試験受験者統計より引用
ここをメインターゲットに考えた場合、その属性は「東京在中で、サラリーマンとして働く、30歳~39歳と40歳~49歳の男性サラリーマン」という姿が浮かびますね。
当勉強会の参加者属性(=既存顧客)とも、ほぼほぼマッチしてますので、ここに向けて発信ということがセオリーとなります。
*あえて、人数の極小な女性(=新規顧客)を攻めたい~という気がしなくもないですが。。。まぁ無理です。。。
さて、ここで彼らが「いつ中小企業診断士試験についての情報を収集しているか」について考えれば、おそらく多くの場合が「通勤時間の電車内で、スマホ」という状況が頭に浮かびます。
サラリーマンの通勤時間は主に「7時~9時」および「17時~20時」程度と仮定します。
他の時間なら、「自宅で勉強中に、パソコンで調べる」なんてのもあるでしょう。
そうした場合は「21時~24時」というイメージでしょうか。
一方で、彼らがスマホやパソコンで、中小企業診断士試験について検索するのは、どんな時でしょうか。
「科目学習中に困ったとき」や「勉強中に分からない単語が出てきたとき」、または「試験内容について調べたいとき」「勉強方法について悩んでいる時」などなど、いろいろ出てきます。
いずれにしても、顧客を具体的にイメージすることで、「いつ」「どのようなコンテンツ」を提供すれば自分のサイトを見てもらえそうかという、具体的な方針を検討する材料が出そろってきます。
競合分析
さて、次は競合となる他勉強会や診断士の先生のブログについて。
- 更新はほぼほぼ毎日、朝4時~6時が多い
- 組織的に更新作業を行い、幅広いコンテンツを提供
- 勉強会としての知名度や、診断士として活躍する知名度もある
- 飼い犬ネタや、娘ネタで、書くことに困らない(はい、あの御方です。。。)
うん。。。やっぱり、真っ向勝負では勝てない。
単純なコンテンツ作成作業の質と量でいえば、更新作業をほぼ一人でやっている当勉強会に勝ち目はありません。
(犬も飼ってないし、独身なので家族ネタもないし。。。)
ということで、明らかにコンテンツの更新頻度(=量)では勝てないと判断し、それ以外の点で受験生の方々に見てもらえる手段を考えないといけません。
と、ここで一点気づいたこととして、ブログ村上位に来るサイトの記事更新は、朝4時~6時に集中しています。
これはおそらく、ターゲットとなるサラリーマンの「朝の通勤時間中」を狙った戦略を意図していると思われます。
記事更新を、なるべくターゲットが情報収集し始める時間の直前に行うことで、鮮度の高い情報を見てもらえるという戦略ですね。
また、この時間中ならFacebookなどでの記事更新も少ないので、他の記事に邪魔されずにより高い確率で見てもらえるという算段もあると思います。
当勉強会の場合、こうした強豪とガチでぶつかるのは得策でないと考えると、ここからずらした「夜の退社・帰宅時間」あたりを狙うのが得策かもと考えられます。
自社分析
さて、ここまできて自社の分析をしないわけにもいかないので、ちゃっちゃっと終えちゃいますね。
といっても、行うのはGoogleアナリティクスとSearch Consoleでの解析結果の抜粋です。
- アクセス数が多いのは「水曜日の18時台」と「日曜日の18時台」
- オーガニック検索で一番多いのは「弱小診断士」
- クリック率が高いキーワードは「中小企業経営・政策」と「経営法務」
1.により、記事を更新する時間がおよそ定まりますね。
現状のアクセス率からみて、ここに意識的に投稿して集客率を高めるということが効率が良いと思います。
2.についていえば、やはりWEBサイトの特性上、「弱小診断士勉強会を知っている」という方がもっともアクセス数を稼いでいますね。
そのことから、「WEBサイトへのアクセス数を増やすには、まず弱小診断士勉強会の認知度を高めることが必要」という仮説がたちます。
3.については、どのようなコンテンツを作れば検索に表示された際にアクセスされやすいかを示しています。
これらのキーワードを用いた記事を作成してコンテンツ強化を図ることで、検索上位にヒットすれば、アクセス数の伸びが期待できます。
戦略立案
さて、顧客ターゲットの行動特性と、競合の様子や戦略を把握し、それらにうまく合致・衝突しない方針で戦略を立てていきます。
- オフラインでの広告・宣伝活動を利用して、弱小企業診断士勉強会の認知度向上を図る
WEBサイトに誘導するために、「弱小企業診断士勉強会」のブランド力と認知度を高めることが重要 - コンテンツは、テーマを絞り、受験生がほしいと思う内容に特化する
「科目勉強において難しいと思うテーマ」や「試験当日の合格テクニック」などをメインコンテンツとする - 更新頻度は、週2~3回とする
マンパワーからの制限と、ネタの枯渇を防ぎ、なるべく末永く更新するため - 更新時間は、サラリーマンが夜退社し始める「平日18時」と、比較的サイトへのアクセス数が多い「日曜の夜18時」に行う
自社分析と他社分析の結果から、競争を避け、かつアクセス数の伸びが期待できるところに集中します。
また、更新日時が定まることで、リピート客の定着も見込めると思われます。
といった感じで、かなり乱暴にですが、戦略っぽいものが形づけられてきました。
あとは、これを具体的に実行するにあたり、施策の立案・実行に移ります。
- WEBサイトの更新を、SNSサイト等に連携してサイトへの入口を増やす
- ブログ村によるランキングに参加し、認知度向上を図る
- 合格者によるロビー活動を実施し、弱小診断士勉強会の知名度向上を図る
- 記事の更新日時を定期時間に定め、リピート客の定着を図る
- 記事作成のテーマを、「科目勉強において難しいテーマ」や「受験生が一度は引っかかるポイント」など、受験生目線で面白いと思うコンテンツに特化する
この記事そのものは、作成者の個人的趣味に特化しちゃってますが。。。日曜日の18時は、記事投稿者が自由に書きたい読み物コラム的な日程にしちゃいましょうか。。。
といった感じで、今後の方針を固めていく次第です。
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ではでは。