どもども、山本尚幸です。
2次試験まで、あと42日と6週間ですね。
一つの事例につき、対処できるのが約10日。
1日1事例とすると、10年分〜というところでしょうか。
はてさて、昨日の勉強会のご様子ですが、受験生15名に加え、執行部4名+OB2名のご訪問ということで、
割と活況な様子でした。
この日、私の担当テーブルは、平成23年・24年の事例3(オフィス家具のカタログ・OEMメーカー、食肉加工会社)でしたが、
個人的には、後半の食肉加工会社の事例問題のほうが、いわゆる事例3っぽくて、好きです。
例として、以下のような問題。
第&問 配点 30 点
C 社の既存製品の販売数量は減少傾向にあり、さらに既存顧客から製品単価の引き下げ要求がある。それを克服して収益性を高めるには、あなたは中小企業診断士とし てどのような方法を提案するか、Y 社との新規取引以外で、C 社にとって実現性の高 い提案を 140 字以内で述べよ。
軽く設問分解すると、以下のようなイメージです。
[レイヤー]新事業戦略=経営課題=全社戦略
[題意]収益性を高める提案
[解答フレーム]
提案は①〜、②〜
[制約]
①既存顧客からの製品単価引き下げ要求を克服
→克服?要求を飲むのか、まったく別方策で逃げるか
②中小企業診断士として
→切り口は最低2つ
③Y社との新規取引以外で、
④C社にとって実現性の高い
→C社の社内資源や成功体験にならうため、第1問のSWOT分析結果を引用する。
また、検討中であるY社向けのセントラルキッチン導入のための機能は実現性が高いとは言えなさそうなので、はずす
[想定する切り口]
・既存製品の販売数量が減少傾向→「新商品開発による単価向上」or「販売点数増加」
・収益性→「売上高向上」「コスト削減」
・既存顧客→「新規顧客開拓」or「新商品提案」
・製品単価引き下げ要求を克服→「付加価値高い新製品開発」or「さらなるコスト低減」
ということで、設問文も長い分だけいろいろ要素が出てまいりますが、これらの条件を的確にさばいて、
かっこいい提案文章を作ってください。
まだまだ本番まで時間はあります。
あせらず、落ち着いて、一歩一歩確実にこなしていってください。
ではでは。