こんにちわ、山本です。
今日のテーマは、おそらく1次試験においてとても気になる方が多いテーマかと。
というのも、この経営情報システムが過去2年において、難易度が急激に上がった科目なのです。
これに応じて、有名受験校におきましても専用の対策講座が開催されたりしてます。
[LEC]道場: 基礎を振り返る!経営情報システムまとめ道場
こうしたことを背景に、私もIT関連の仕事を生業にするものとして、
アドバイス的なものを書こうかと。。。
「経営情報システムの対策は、高度情報処理試験のテクノロジ系をしっかり勉強すること」
ここでいう高度情報処理試験は、経済産業省が行っている情報処理関連の資格試験です。
プロジェクトマネージャー試験やITストラテジスト試験といったものがありますが、
これらを総称したものが「高度情報処理試験」と呼ばれています。
高度情報処理試験の試験範囲は大きく「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」と3つに分かれてます。
- テクノロジ系・・・IT関連の技術関連の知識について
- マネジメント系・・・システム開発・運用時の管理方法について
- ストラテジ系・・・ITシステムをいかに経営に生かすかについて
中小企業診断士試験の経営情報システムも、ほぼこのテーマで出題されています。
その中で、とくに得点源すべきなのが「テクノロジ系」になります。
理由としては以下のとおり。
- 出題範囲の半分は、テクノロジ系で占められる。他二つはそれぞれ2割〜3割程度。
- 出題内容が、他2つの比べて変化の幅が小さい(SQLやネットワークなど)
- 出題範囲が、比較的絞られており、参考書の知識で対応出来る場合がある
ちなみに、LEC講座のページで書かれている「前半で稼ぐ〜」というものは、まさにテクノロジ系の範囲を指しています。
経営情報システムの重点テーマについて
さて、ここからはより具体的に、テクノロジ系の分野がどのような内容であるのかをご紹介していきます。
TACが発刊している参考書の目次をもとに、私の方で考えたテーマごとの優先順位は以下のようなものです。
テクノロジ系
テーマ | 参考書のカバー率 | 難易度 | 優先順位 |
ハードウェア |
○ |
○ |
A |
ソフトウェア |
× |
○ |
B |
データベース |
○ |
○ |
A |
ネットワーク |
○ |
○ |
A |
インターネットの概要 |
○ |
○ |
A |
セキュリティ対策 |
○ |
○ |
A |
システム構成技術 |
× |
○ |
B |
プログラム言語 |
× |
× |
D |
マネジメント系
テーマ | 参考書のカバー率 | 難易度 | 優先順位 |
開発方法論 |
○ |
× |
C |
開発管理(プロジェクト管理) |
○ |
× |
C |
パッケージソフト |
× |
× |
D |
ストラテジ系
テーマ | 参考書のカバー率 | 難易度 | 優先順位 |
経営情報管理 |
○ |
× |
C |
ガイドライン |
○ |
× |
C |
その他
テーマ | 参考書のカバー率 | 難易度 | 優先順位 |
統計解析 |
× |
× |
D |
優先順位で定めた内容は、以下のようなイメージです。
- A:参考となる問題数が多く、難易度も易しい ・・・ 集中して勉強し、得点稼ぐ
- B:参考となる問題数は少ないが、難易度は易しい ・・・ 情報に縁のない方は、ここで点数を積む
- C:参考となる問題数は多いが、難易度は難しい ・・・ A・Bのあとに、50点以上をとるための範囲
- D:参考となる問題数は少なく、難易度も難しい・・・捨てる
なお、この優先順位は「経営情報システムが苦手」というかたからのご相談に応じて、僕が個人的に集めた情報をもとに整理して設定したものであり、目標は40点ぎりぎり足切りを超えるというところを狙うことを意図したランクづけです。
60点を超えるにあたっては、マネジメント系やストラテジ系の範囲でも得点を積む必要があると思いますので、まずは経営情報システムで足切りをしないための対策のご参考程度に眺めてください。
中小企業診断士試験以外の参考書について
もし、中小企業診断士試験用のテキストの他に、別の視点から経営情報システムについて勉強したいとなった場合、具体的な参考書としては、以下のものなどが良いと思います。
要点早わかり 応用情報技術者 ポケット攻略本 (情報処理技術者試験)
これらと中小企業診断士用の経営情報システムの試験対策本とを比較し、より自分のレベルに見合ったものを選択していくと良いと思います。
ではでは。
0件のコメント